学内防災設備、備蓄見学
・学内施設97%は耐震
・富士山の噴火では約40㎝の火山灰が降り積もるとされている
・火災に対しては中央緑地公園地下に40tの貯水タンクがあり、グラウンドに避難
学内に大型の発電機がありK2号館の半分は空調込みで賄える
・K1、K2、K3の間にある通路は路盤が強化されていて10tトラックなどの乗り入れが可能
・K3地下には食料などの備蓄がある。(食料12,000食、毛布類6,000枚、使い捨てトイレ3,000セットetc,,,)
・K3 3101等は準防音になっており以前ペット用などで使用した実績あり
・教室の半数は机や椅子の移動が可能
・救護施設として看護学科のベッドを40台利用可能(K4に電気はない)
・災害時の電気が不足しているため追加の発電機が欲しい
・旧体育館は無補強だが耐震基準はクリア、非常時の資材置き場
・大規模な災害の非難はKAITアリーナの1F、小規模な災害の非難は教室
・グラウンドにはヘリの発着や、自衛隊など救助部隊のテント設営可能、子中自治会、大学の備蓄倉庫あり。厚木市に国からの要請があれば使用可能
・発熱者用の隔離施設を用意
意見交換会
大学
・使い捨てトイレはあるものの、数に不安あり、また、廃棄物をためる場所が必要。
・ペット用食品の備蓄はない。(他団体ではあるところもある)
・乳幼児用の食料等の備蓄はなし→今後検討
・薬などは法律上の問題もあるため、基本は持参
・市民の防災意識を上げることで、持参品等が増え、避難生活の質が向上
・大学には別地域からの非難もあった。
・前回、大学が避難所として使用された際は、家族での避難が多かった。学生の避難者は男性が100%
・男女、持病、乳幼児等にそれぞれ対応する場合、大規模な災害ではキャパシティーに不安がある。
・大学のキャパシティーは滞在している学生の数によって大きく変動
夜もとどまる場合、1,500名までは問題ない。
・夜は守衛所が対応し、最低限の対応と担当への連絡。担当が来るまで2~3時間は守衛さんのみの対応。
・避難後帰宅者には飲み物、食べ物を持ち帰り用に300セット程。超えた場合の対応は未 定
・学生が非常時に対応できるよう、誰でもわかるようなマニュアルなどの作成が必要。
企業
・リコーさんの方では従業員1500名の内6割はつねにおり、夜勤でも150~200名は常に在中、よって従業員で施設はいっぱい。
・ロッカーなどが倒れてしまう可能性があり。転倒対策等していきたい。
自治体
・防災備蓄の在庫管理と緊急時の担当の決め方、お年寄りには薬や老眼鏡の持参、などを進めている。
・担当者の意識が低い場合がある、基本知識が重要。
・人が常にいるわけではないので、来た人がその場で動けるようにしなければならない。
・市民の関心度の低さや、Covid19 によるコミュニティの変化などから認識の薄さが目立つ
全体
・他学校、市民を含め講義を行う。
・学生に対しては、就職に有利な講座(資格等)→参加することに価値を持たせることで、忘れていても経験が役に立つ。
行政
・5大学連携などで市の方から話を出してみる。5大学+市で講義等を提案。
感想
自分達が当事者であるという意識が低いということは学生や市民という立場とは関係なく存在するように感じています。大学での緊急時マニュアルの作製と広報はとても大きな問題であると思いました。
どうやって他人事ではないと認識させることが出来るかが重要だと実感しました。
災害時、一番力になるのは学生である、という話が出ました。しかし、今災害が起きても知識面などの不足から、あまり役には立たないというのが現状だと思います。基礎知識をつけることで、大きく変わる部分だと思うのでそういった部分の充実が必要だと感じました。